台本から漫画の絵を起こし、動画にするところまでを、自社のYouTubeチャンネル「SSS漫画」で続けています。偉人の解説と、身近な人間ドラマの2本立てです。
いちばんこだわったのは、何本作っても、同じ人物が同じ顔で出てくることです。シリーズで見てもらうには、ここが崩れると続きません。

上の8本は、どれも同じ案内役が話を進めています。描いた日も題材も違いますが、赤いベレー帽と白衣、丸いメガネは1本もずれていません。
作るときに決めたこと
案内役を1人決めて、全部の回に出す
偉人の解説シリーズには、赤いベレー帽の案内役を1人だけ置きました。チューリングの回も、ノイマンの回も、同じ人物が話を進めます。
見る側は、サムネイルで「あのシリーズだ」と分かります。題材が変わっても、入口の顔は変わりません。続けて見てもらうための目印です。
人物ごとに、設定画を1枚作って固定する
登場人物ごとに、正面・横・表情違いをまとめた設定画を1枚ずつ作ります。ページを描くときは、そのページに出る人物の設定画だけを添えて描かせます。
全員分をまとめて渡すと、取り違えが起きます。出る人だけを渡すほうが、顔も服装もそろいました。

あわせて、髪型・服装・小物を言葉でも決めておき、毎ページ同じ言い方で指示しています。絵と言葉の両方で押さえると、崩れがぐっと減ります。
日本の漫画として、自然に読める並びにする
コマは日本の漫画と同じ、右から左へ読む並びで組んでいます。吹き出しの順番も、右の人物が先に話す形です。

コマ割りの型は8種類用意し、同じ型を3ページ続けない決まりにしました。会話の場面は2コマ、驚きの場面は1コマを大きく、と場面に合わせて型を変えています。
同じ型が続くと、画面が単調になって離脱されます。動画として流れても、ページをめくっている感覚が残るようにしています。
長い本編と、短い入口をセットで出す
本編は1本5〜11分です。そのほかに1分ほどのショート動画も出していて、どれも「本編はこちら」で本編へつないでいます。
ショートで気になった人が、本編まで見に来る流れです。ショートは入口、本編は中身と役割を分けています。
題材は、2つの系統で作っています
1つ目は、偉人の生き方と仕事を、漫画で分かるようにする解説です。AIの元になった考え方を、チューリングやノイマンの人生からたどっています。
難しい話を、案内役との会話で少しずつほどいていく作りです。専門用語は「〜というんだ」と会話の中で言い換え、予備知識がなくても最後まで見られるようにしています。
2つ目は、職場や家族の、身近な人間ドラマです。つぶれる会社、定年を迎えた会社員、怒りっぽい上司。感情が動く話を、漫画の表情で見せています。
チャンネルの中でよく見られているのは、こちらの人間ドラマです。下の画像の上の段が、よく見られている上位3本です。

ドラマは、感情が伝わる大きな表情と効果線で見せています。サムネイルも、顔のアップと強い一言で、開く前に話の温度が伝わるようにしました。
いちばん見られている1本は、こちらで見られます。
1本ができるまで
台本を入れてから動画になるまでを、毎回同じ順番で進めています。

- 台本を読み、感情の山と谷を決めて、1コマずつのカット割りに分ける
- 2回以上出てくる人物ごとに、設定画を1枚ずつ作る
- ページごとに、コマ割りの型と、出てくる人物を決める
- そのページに出る人物の設定画だけを添えて、フルカラーで描く
- 仕上がった絵を1枚ずつ確かめ、崩れたページだけ描き直す
- セリフとナレーションを抜き出し、動画に組み上げる
この順番は、AIに作業手順ごと覚えさせてあります。1本ごとに試行錯誤し直すことがないので、本数を重ねても品質が落ちません。
台本のセリフは、一文字も勝手に縮めない決まりにしています。絵に合わせて言葉を削ると、伝えたいことが変わってしまうからです。
会社の発信にも、そのまま使えます
漫画の動画は、文章や写真では伝わりにくい「気持ちの動き」を見せられます。たとえば、こんな使い方ができます。

- 採用:入社1年目の1日や、仕事のやりがいを、社員の目線の物語にする
- 研修:ハラスメントやクレーム対応を、「やってしまった側」の物語で見せる
- 商品・サービス:お客さまの困りごとから解決までを、1本のドラマにする
- 書籍・講座:本の中身を、案内役が解説する短い動画に分ける
人間ドラマが見られやすいのは、自社のチャンネルでも確かめたとおりです。伝えたいことを、物語に置き換えるところから一緒に考えます。
毎回、同じ手順で作れるようにしてあります
弊社はAIの使い方を教える立場でもあり、他の人が同じ手順で作れる形にまとめるのが本業です。自社のチャンネルは、その手順の実物でもあります。
作ってお渡しするだけでなく、社内で回せるように、手順とプロンプト一式をお渡しする形もお受けしています。担当の方が替わっても、同じ絵柄で作り続けられます。
こんな漫画動画を作りたい方へ
台本だけお持ちいただければ、漫画の絵から動画までお作りします。台本がまだない場合は、伝えたいことを伺って物語にするところから承ります。
どんな題材で、どのくらいの本数を考えているか。そこだけお聞かせください。

自分で作ってみたい方へ
漫画の絵は、AIへの指示の出し方を覚えればご自身でも描けます。公式LINEで、AI漫画を作るためのツールをお配りしています。
