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Claude Codeに、コピーライティングとマーケティングの名著7冊から抜き出した113の型を覚えさせています。「コピーライティング使って」と一言いうだけで、書く場面に合う型を選び、型どおりに書いてくれます。
自分で始めるなら、本を読みながらスマホにメモするだけで十分です。
コピーライティングの本を読んで、こんなことを感じていないでしょうか。
- 何冊も読んだのに、書くときには型をほとんど思い出せない
- AIに文章を頼むと、どこかで見たような当たり障りのない文になる
- 型どおりに書けているかを、自分で確かめる時間がない
では、こんなことができたらどうでしょう。
- 本で学んだ型を、書くたびに全部使えたら
- AIが「この場面ならこの型」と選んで書いてくれたら
- 本を1冊読むたびに、AIの腕が上がっていったら
この3つは、Claude Codeに型のナレッジを持たせると形になります。この記事では、私がClaude Codeをコピーライターに育てている仕組みを、実画面つきでまとめました。最後に、同じ仕組みを自分で作るためのひな形も用意しています。
こんな人に向けて書きました。
- Claude Codeを使っていて、文章の仕事もAIに任せたい
- コピーライティングの本を読んでも、書くときに活かしきれていない
- ChatGPTなどに書かせた文章が、どれも似たように見えてしまう
本を何冊読んでも、書くときに思い出せる型は数個だけ
人が書きながら思い出せる型は数個でも、Claude Codeなら113の型を毎回全部見てから書けます。
コピーライティングの本には、見出しの作り方、本文の並べ方、最後のひと押しの書き方など、たくさんの型が載っています。読んでいるときは「なるほど」と思っても、いざ原稿を書き始めると、頭に浮かぶのは2つか3つです。残りは本棚に置いたままになります。
AIに頼めば解決するかというと、そうでもありません。何も持たせずに「売れるタイトルを考えて」と頼むと、AIはネットにある文章の平均のような答えを返します。どこかで見たような文になるのはこのためです。
そこで、本から抜き出した型をClaude Codeのナレッジとして持たせました。型が手元にあれば、AIは平均ではなく型に沿って書きます。しかも人と違って、113の型を毎回すべて見比べてから、いま書く場面に合うものを選べます。
Claude Codeに覚えさせた名著7冊と113の型
覚えさせたのは、コピーライティングとマーケティングの名著7冊から抜き出した113の型です。
7冊と、それぞれから作ったナレッジの数は次のとおりです。
- 60分間・企業ダントツ化プロジェクト(神田昌典さん)… 25件
- 実践 顧客起点マーケティング(西口一希さん)… 22件
- ハイパワー・マーケティング(ジェイ・エイブラハムさん)… 19件
- ポジショニング戦略(アル・ライズさん、ジャック・トラウトさん)… 18件
- ストーリーブランド戦略(ドナルド・ミラーさん)… 11件
- 売れるコピーライティング単語帖(神田昌典さん、衣田順一さん)… 10件
- セールスライティング「超」実践ガイドブック(レイ・エドワーズさん)… 8件

ナレッジ1件には、型の名前、使う場面、使い方の手順の3つを書いています。
たとえば、見出しの型「BTRNUTSS」のナレッジには、「8つの切り口で案を10個出してから選ぶ」「使う場面はタイトル・件名・サムネの文字」といったことが、自分の言葉で入っています。
本の文章は1行も入れていません。入っているのは、型の名前と、自分の言葉で書いた使い方だけです。ここは後の節でもう一度触れます。
「コピーライティング使って」の一言で、型を引いて書く
「コピーライティング使って」と言うと、Claude Codeは書く場面に合う型を113の中から選び、型どおりに書きます。
実際の画面です。「Claude Codeでブログを書く」という記事のタイトルを頼みました。

Claude Codeは、まず「タイトルを書く場面」だと判断して、タイトルに使う型を引いてきます。いちばんに使う型には◎、合わせて使う型には○が付いています。そのうえで読者を1人に決め、型どおりに3案を出しました。
ポイントは、案ごとに「どの型を使ったか」が添えてあることです。「反社会性+ベネフィット」と書いてあれば、気に入らないときに「ベネフィットをもっと強く」と、型の言葉で直しを頼めます。なんとなくの直しが減り、やり取りが短くなります。
タイトルだけではありません。本文の並べ方、読者の悩みの書き方、申し込みの直前のひと押しまで、場面ごとに型が分かれていて、書く内容に合わせて引いてくる仕組みです。
始めるなら、本を読んでスマホにメモするだけ
自分で始めるなら、本を読みながら気づいた型をスマホにメモし、Claude Codeに渡してナレッジにしてもらうだけで十分です。
本をPDFにしてAIに丸ごと読ませる方法もあります。ただ、著作権の考え方が分かれるところなので、この記事では誰でも安心して始められるメモの方法を紹介します。

手順1 本を読んで、型に気づいたらスマホにメモする
読んでいて「これは使える」と思った型を、その場でスマホのメモに残してください。打つのが面倒なら、音声入力で話すだけで構いません。言い間違いや誤字は、あとでClaude Codeが整えてくれるので気にしなくて大丈夫です。

書くのは、本の文章ではなく自分の言葉です。「最初に誰に向けるかを決める」「本文は問題から始めて行動で終わる」のように、1行に1つの型を書くのがコツです。
手順2 メモをClaude Codeに渡して「ナレッジにして」と頼む
メモをコピーして貼るか、画面を撮った画像をそのまま渡して、「この読書メモを、コピーライティングのナレッジにして」と頼みます。

Claude Codeはメモを型ごとに分け、1つの型を1件のファイルにして保存します。メモの5行が、5件のナレッジになりました。
手順3 書くときに「コピーライティング使って」と言う
ナレッジがたまったら、文章を書くときに「コピーライティング使って」と一言そえます。Claude Codeがナレッジのフォルダを見て、場面に合う型を選んで書きます。
手順4 1冊読むたびに足していく
あとはこれを繰り返すだけです。本を1冊読むたびにナレッジが増え、Claude Codeが引ける型も増えていきます。私が「育てる」と言っているのはこのことです。
ナレッジのひな形と、「コピーライティング使って」で引かせるための設定は、記事の最後で受け取れるようにしています。
ナレッジにするときの3つの決まり
ナレッジは「1件に1つの型」「名前・場面・手順を書く」「本の文章は写さない」の3つを守ると、Claude Codeが迷わずに引けます。

1つ目は、1件に1つの型です。1件にいくつも詰め込むと、Claude Codeがどれを使えばよいか迷います。メモの1行を1件にするくらいの細かさでちょうどよくなります。
2つ目は、型の名前・使う場面・手順を書くことです。中でも大事なのが使う場面です。「タイトルを書くとき」「申し込みの直前」と書いてあれば、Claude Codeは場面に合わせて型を選べます。場面が書いていない型は、なかなか引かれません。
3つ目は、本の文章は写さないことです。理由は次の節で書きます。
本の文章は、AIに出させない
本から持たせるのは型と考え方だけにして、本の文章そのものはAIに出させません。
文化庁の「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月)では、作風やアイデアのような型・考え方は、著作権で守られる対象ではないと整理されています。一方で、文章の表現そのものは守られる対象です。
本の言い回しをほぼそのまま写すと、表現を写したことになりえます。
同じ資料では、元の文章とよく似たものを作らせる目的でAIに入力する使い方にも注意が書かれています(出典:文化庁「AIと著作権に関する考え方について」2024年3月15日、「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」2024年7月31日)。
なので、私が気をつけているのは次の2つです。
- ナレッジには本の文章を入れず、自分の言葉で書いた型だけを入れる
- 本の文章をまねさせる頼み方をしない(「この本の文章で書いて」「この本と同じような文を作って」など)
型を自分の言葉で持たせておけば、書く中身はいつも自分の商品と自分のお客さんの話になります。本の文章に似ていくことはありません。

覚えさせた7冊
ナレッジの元にした7冊はこちらです。どれも、読み返すたびに新しい型が見つかる本です。
- 60分間・企業ダントツ化プロジェクト(神田昌典さん)
- 実践 顧客起点マーケティング(西口一希さん)
- ハイパワー・マーケティング(ジェイ・エイブラハムさん)
- ポジショニング戦略(アル・ライズさん、ジャック・トラウトさん)
- ストーリーブランド戦略(ドナルド・ミラーさん)
- 売れるコピーライティング単語帖(神田昌典さん、衣田順一さん)
- セールスライティング「超」実践ガイドブック(レイ・エドワーズさん)
よくある質問
コピーライティングの本は、何冊から始めればいいですか
1冊からで十分です。1冊読むと、使える型が10〜20個は見つかります。まず1冊をナレッジにして、書くときに引けることを確かめてから、2冊目を足すのがおすすめです。
ChatGPTでも同じことはできますか
資料を持たせられる機能を使えば、近いことはできます。Claude Codeはパソコンのフォルダにあるナレッジをそのまま読めるので、件数が増えても、書くたびに全部を見て型を選べるのが強みです。
本をPDFにしてAIに読ませてもいいですか
著作権の考え方が分かれるところです。この記事では、本は自分で読み、気づいた型を自分の言葉でメモする方法をおすすめしています。
ナレッジは何件くらいあれば効きますか
件数より、使う場面が書いてあるかが大事です。タイトル・本文・申し込みの直前のように場面ごとに数件ずつあれば、10件ほどでも型どおりの文が出てきます。
型どおりに書くと、文章が似てきませんか
型は骨組みで、中身は自分の商品とお客さんの話です。同じ型でも、書く中身が違えば文章は別物になります。むしろ、何も持たせないときのほうが、AIの文章は似たものになりがちです。
プログラミングができなくても作れますか
作れます。メモを渡して「ナレッジにして」と頼むのも、「コピーライティング使って」と頼むのも、話しかけるだけです。コードを書く場面はありません。
音声入力のメモでも、ちゃんとナレッジになりますか
なります。話し言葉のままでも、Claude Codeが型ごとに分けて、名前・場面・手順の形に整えます。言い間違いがあっても、前後の流れから直してくれます。
おわりに ― 1冊読むごとに、Claude Codeの腕が上がる
コピーライティングの本は、読んで終わりにすると、書くときに数個の型しか残りません。読んで気づいた型をClaude Codeのナレッジにしておけば、Claude Codeが書くたびに、113の型を全部使えるようになります。
まとめると、次の4つです。
- 本を読んで、気づいた型を自分の言葉でスマホにメモする
- メモをClaude Codeに渡して、1つの型を1件のナレッジにしてもらう
- 書くときは「コピーライティング使って」と一言そえる
- 1冊読むごとにナレッジを足して、Claude Codeを育てていく
最初の1冊は、いま手元にあるコピーライティングの本で構いません。読みながら話すだけで、Claude Codeの腕が少しずつ上がっていきます。
本の型だけでなく、自社の仕事のやり方まで覚えさせて「会社の分身」に育てる話は、こちらの記事にまとめています。画像を押すと開きます。

受け取れるもの ―「コピーの型ナレッジ ひな形キット」
この記事では、流れと理由はすべて書きました。同じ仕組みを自分のClaude Codeで作るための一式は、キットにまとめています。
- ナレッジのひな形:型の名前・使う場面・手順を書き込むだけで、Claude Codeが引ける形になります
- 「コピーライティング使って」で引かせるための設定:一言で全部のナレッジを見に行くようにする設定と、その入れ方
- メモをナレッジにするときの頼み方:音声入力のメモから、1件に1つの型へ分けてもらうときの指示文
受け取り方
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