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2026.10.06

SSSニュースレター vol.1 ― GPT Liveの相談役、Jev完全マニュアル、賢いモデルほど速い?ほか、今号の7本

SSSニュースレター vol.1 ― GPT Liveの相談役、Jev完全マニュアル、賢いモデルほど速い?ほか、今号の7本

2026年10月10日(土)

おはようございます。清水です。今日から、毎週土曜の朝に「SSSニュースレター」をお届けします。

note、YouTube、毎朝オンラインで開いているコピーライティングの勉強会、講師を務めるAIエージェントのスクール。発信する場所が増えたぶん、全部を追いかけていただくのは大変です。そこで、1週間の発信と現場の話を、雑誌のように1ページにまとめることにしました。

1号目は、GPT Liveの相談役から制作の裏側まで、今号の7本です。それぞれの記事の一番おいしいところを抜き出しているので、ここだけ読んでも持ち帰れるようにしています。最後に、今号の記事で使った道具のプレゼントもあります。


今号の目次

今号の7本
  1. GPT Liveに超一流経営者の知識を持たせた「声の相談役」
  2. 判定専用のAI「Jev」完全マニュアル
  3. 副業の前にやる「資産形成」の完全版
  4. 今号のAIニュース3本(OpenAI「dots」・安く速くなったモデル・Google「Gemini 4 Argon」)
  5. コピーライティングの勉強会のテーマは「パワーワード」
  6. AIエージェントのスクールで「AIに人格をコピーする」回を担当
  7. 制作の裏側:賢いモデルほど速い、わけではなかった

今号の発信

1. GPT Liveに超一流経営者の知識を持たせたら、3秒で答える相談役になった

GPT Live は、聞くことと話すことを同時にこなす音声AIです。これまでの音声AIはこちらが話し終わるのを待ってから考え始めていましたが、GPT Live は聞きながら相づちを打ちます。

もう1つの変化は、考える部分を外に任せられること。そこで、超一流の経営者が公開の場で話した発言から約4万字の「考え方の資料」を起こし、考える部分を Claude Code に、声の受け答えだけを GPT Live に分けて組みました。

声はGPT Live、考えるのはClaude Code

実際に話してみて分かったことは3つです。

  • 質問を言い終えてから約3秒で本題に入る(3往復で4.0秒・3.5秒・3.2秒)。待つ間は「少し考えますね」とつなぐので、無言の時間はありません
  • 料金がかかるのは声の部分だけで、1分あたり約7.5円。3往復157秒で約0.13ドルでした
  • 公式の声は英語だけ。それでも、指示を日本語で書いておけば日本語で話します

「声で話せる」と「知識を持っている」の2つがそろって、はじめて相談相手になります。電話の受付、本の著者の分身など、使い道は広がりそうです。

▶ 記事を読む(note)

▶ 動画で見る(11分49秒・実際に話している画面つき)

2. Jev 完全マニュアル ― 文章を書かずに「判定」だけを返すAI

Jev は「どれか」「何割か」だけを数字で返すAIです。ChatGPT に「この問い合わせは急ぎですか」と聞くと文章が返ってきますが、Jev は「制作依頼100%・急ぎ96%」のように数字だけを返します。

Jevとは:文章ではなく、判定を返すAI

聞き方は3つの形があります。

  • どれか:選択肢から1つを選ぶ(受講相談・制作依頼・その他のどれか)
  • 何段階か:順番のある段階のどこかを答える(満足度は5段階のどこか)
  • 何割か:はい・いいえを確率で答える(急ぎである確率は)

問い合わせフォームの振り分け、口コミの仕分け、AIが書いた文章の検品などに向いています。文章を書くのは生成AI、判定するのは Jev。この分担にすると、どちらも得意なところだけを使えます。設定のしかたから使い道まで、HPと動画でも見られるようにしました。

▶ 記事を読む(HP)

▶ 動画で見る(YouTube)

3. 副業の前にやること:資産形成【完全版】

普段は副業で稼ぐ方法を教えている私が、あえて書いた記事です。結論は、所得と信用がある人にとっては、時間を差し出す副業より、お金に働いてもらうほうが難易度は低いということ。

何かの結果を得るには、時間かお金のどちらかを差し出す必要があります。多くの人は時間を差し出しますが、年収600万円を超えたあたりから、お金を差し出す側に回れるようになります。そのための道具として、国は経費・減価償却・法人という仕組みを用意しています。

年収600万円を境に、やることが変わる

年収600万円までは、まず稼ぐ力をつけて収入の額を上げる。そこを超えたら、税金で消える前に手元に残す。記事では、この順番と、同じ100万円でも副業と資産でどれだけ手元が変わるかを、計算つきで並べています。

▶ 記事を読む(HP)

▶ note版で読む


AIニュース

4. 今号のAIニュース3本 ― 「頼んだときだけ動くAI」から「ずっと働くAI」へ

① OpenAI が「dots」を発表(9月29日)

24時間動き続ける AI エージェントです。自分専用のクラウド上のパソコンを持ち、4,000以上のアプリとつながり、使う人の好みを覚えながら仕事を先回りして進めます。まずは Pro などの上位プランから順に使えるようになります。AIが「頼んだときだけ動く道具」から「ずっと働いている同僚」に変わり始めた発表です。

② 上位に近い性能のモデルが、安く速くなった

OpenAI の新しいモデル「GPT-6.1 Sol」は、上位の GPT-6 Astra に近い性能で、料金はその5分の1(100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドル)。

Anthropic の「Claude Sonnet 5.5」(9月28日)も、前のモデルより30%速く、最大30%安くなりました。同じお金で回せる量が増えるので、量産する仕事ほど恩恵があります。

③ Google が「Gemini 4 Argon」を発表(9月30日)

Google の新しい最上位モデルです。一度に出せる量が100万トークンまで広がり、長い仕事を最後までやり切る力を打ち出しています。まずはサイバー攻撃を防ぐ専門家向けに先行公開され、一般に使えるのはその後です。

▶ OpenAI の発表を読む(dots・英語)

▶ Google の発表を読む(Gemini 4 Argon・英語)


教えている現場から

5. コピーライティングの勉強会のテーマは「パワーワード」

毎朝オンラインで開いているコピーライティングの勉強会では、コピーの型を1つずつ扱っています。10月2日の回のテーマはパワーワード。短くて強く、記憶に残る言葉のことです。

パワーワードの作り方は2つ

作り方は大きく2つあります。

  • わかる言葉 × わかる言葉:本来つながらない2語をつなぐ。「ホームレス中学生」「食べるラー油」「熟年離婚」
  • 思わず目が止まる強い言葉:「孤独死」「破産」のように、見たくなくても見てしまう言葉

順番は、先に「相手のどんな気持ちを動かしたいか」を決めて、言葉は後から選ぶ。言葉から考えると、強いだけで中身とつながらないコピーになります。強い言葉は1つの見出しに1〜2個まで。恐怖をあおる言葉は、Google 広告では禁止されています。

6. AIエージェントのスクールで「AIに人格をコピーする」回を担当

講師を務めるAIエージェントのスクールの10月1日の回は「AIに人格をコピーする」がテーマでした。

人格は6つの層でコピーする

やったことは3つです。

  • 人格を6つの層に分ける:性格、価値観、判断や考え方の型、人生の物語、知識、言葉づかい
  • 公開されている発言から、層ごとに材料を集める:超一流の経営者を例に、インタビューや講演の発言を AI に読ませて、6つの層に振り分けました
  • 手順書にまとめる:他人のコピーと、自分のコピー(自分の分身)の作り方を分けて書きました

人格は「話し方をまねる」だけでは写せません。判断の型と知識まで持たせて、はじめて相談相手になります。同じ週に作っていた相談役(1本目の話)は、この考え方をそのまま形にしたものです。次回は、作ったコピーが本人らしく答えるかを確かめるテストから始めます。


制作の裏側

7. 賢いモデルほど速い、わけではなかった

相談役を作るときに、考える役の AI を入れ替えて速さを測りました。

答えが返るまでの時間(考える部分)
  • 質問のたびに Claude Code を起動する方式:Sonnet で10〜13秒
  • 立ち上げたままにして質問だけ送る方式:Sonnet で2〜3.5秒、Opus で4〜4.5秒
  • 軽いはずの Haiku は23秒。「150字以内で」という指示を守らず、635字書いてきました

いちばん効いたのは、モデル選びより「立ち上げたままにする」ことでした。Claude Code は何も考えさせなくても、起動だけで約6秒かかります。声で会話するときは、賢さより返事までの時間が使い心地を決めます。「いちばん上のモデルを使えばいい」とは限らない、という実例です。


清水のひとこと

経営者の方へのコンサルで、私がよくお話ししている考え方があります。

私は、AIエージェントの時代の武器は「専門性」と「量産」の2つだと考えています。AIは作業は速いけれど、専門知識には弱い。だから、自分の専門の知識と手順を「レシピ」として残した側に価値が残ります。

そのレシピがあるから、量産したときに中身のあるものがたくさんできる。順番は「専門性を高める → 知識と手順として残す → 量産する」です。量産から入ると、中身の薄いものが増えるだけになります。

自社で残しておくもの2つ

この考え方の中で、会社に残しておくべきものは2つあると話しています。サービスの知識と手順、そしてトップの人のコピーです。今号の相談役も、AIエージェントのスクールで扱った人格のコピーも、この2つ目を形にしたものでした。

何でも作れる時代だからこそ、いちばん大事なのは「何を作るか」。その考え方を1本にまとめた記事があるので、まだの方はぜひ読んでみてください。

▶ 記事を読む「AIエージェント時代の価値提供は何が変わるのか」(HP)

▶ note版で読む


次号の予告

  • コピーライティングの勉強会から:人がつい動いてしまう「感情のスイッチ」の入れ方。次の号の「教えている現場から」で、そのエッセンスを紹介します
  • 新しい記事:YouTube のショート動画を、AI に作らせて量産する方法(公開したら次の号でお知らせします)
  • 動画:資産形成【完全版】の YouTube 版(近日公開)

今号のプレゼント

今号の話に関係する道具を、まとめてお渡しします。登録などは要りません。リンク先からそのまま受け取れます。

今号の記事とつながるもの

AIエージェントをもっと使いこなしたい方へ(これまでのプレゼント)


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。感想や「これを取り上げてほしい」があれば、メールに返信してください。全部読んでいます。また来週の土曜の朝に。

清水 昴

筆者:株式会社スターストリーム・スタジオ 代表 清水 昴

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