Claude Code を用いたツール開発例です。「パソコンに入れてある音声の教材を、移動中にスマートフォンで聴きたい」というご相談から制作しました。
音声を聴くアプリは、すでにいくつもあります。ただ、多くは広告が入ります。集中して聴いている途中で止まると、続きを聴く気がなくなります。
そこで、広告の入らない専用のプレイヤーを作りました。199本・76.3時間ぶんが、この中に入っています。
増やすときは、Claude Code に音声を渡して「これを入れて」と言うだけです。棚の分け方も並び順もそこで決まります。管理画面は開きません。

作るときに決めたこと
聴き終わっても、消しません
想定したのは「一度きりで終わりにせず、くり返し聴きたい」というご要望です。
多くのアプリは、聴き終わったものを片づける前提で作られています。このプレイヤーは逆にしました。溜めておくほうが前提です。
聴き終わった回には印が付くだけで、一覧からは消えません。削除は手動のときだけ。しかも端末から消えるだけで、預けてあるほうは残ります。

危ない操作は、右の「…」の中にまとめました。一覧に削除ボタンを並べないための作りです。
電波の無いところで聴けます
想定したのは「地下鉄や飛行機で止まってほしくない」というご要望です。
端末に取り込んでおけば、再生のときに通信しません。移動時間が、そのまま学習の時間に変わります。
ホーム画面に追加すれば、ブラウザではなくアプリとして開きます。
入れるのは、Claude Code に一言です
想定したのは「渡したものが、自分のスマートフォンに入っていてほしい」というご要望です。
音声のファイルを Claude Code に渡して「これを入れて」と伝えると、聞きやすい形への変換、置き場への登録、目録の作り直しまでが終わります。こちらが触る画面はありません。
どの棚に、どういう順番で並べるかも、そのときに決まります。今回は199本を5つの棚に分け、それぞれの中を回の順に並べました。名前だけ違って中身が同じファイルが1本混ざっていたので、それは入れていません。
あとはスマートフォン側が、起動したときに目録を見て、まだ持っていないものだけを取り込みます。1本ずつ手で入れ直す作業は起きません。
199本を入れても、端末で使うのは約1.6GBです。

番号ではなく、絵で選べます
もとのファイル名には通し番号が入っていました。ただ、すべての教材に順番があるわけではありません。
そこで講座ごとにジャケットを作り、番号が無いものでも見分けがつくようにしました。
自分の順番で並べられます
くり返し聴きたい回だけを集めて、好きな順に並べられます。並べた順に次へ進み、シャッフルもできます。
再生の速さは0.75倍から3.0倍まで。15秒の戻しと送り、途中でやめた位置からの再開も入れました。開き直したときは前回の回が出た状態で待ちます。勝手には鳴りません。

中身は、外から見えません
入っているのは購入した教材です。合言葉を入れた人だけが開けます。音声そのものへの直接のリンクは存在せず、検索にも出しません。
この記事の画面も、講座名と回の題名は伏せてあります。他の方が作られた教材を扱う以上、ここは外せないと考えました。
作り方を教えている側が、作っています
このプレイヤーは、AIに指示を出しながら作りました。同じやり方を、講座で人にお伝えする側でもあります。
だから「納めて終わり」になりません。使っていて気になった箇所は、その日のうちに直せます。画面の作り替えも、プレイリストも、続きからの再生も、公開したあとで足したものです。
増やす・直すが、どちらも話しかけるだけで済みます。道具として置きっぱなしにならないのは、ここが理由です。
同じ作り方で、Web本棚も制作しました。講義の動画を、移動中に読める文書に変えるものです。
そちらは別の制作例でご紹介しています。
こんなツールを作りたい方へ
「市販のものはあるけれど、うちの使い方には合わない」。その段階からご相談ください。どの業務にAIを入れるかの整理から、開発・導入・運用まで、ひとつの窓口でお引き受けします。
最初の1本は、制作からお試しまで0円です。

自分で作ってみたい方へ
作りたいものが頭にあるなら、ご自身で作るという道もあります。同じことは、ご自身でもできます。
Claude Code のスクールがあり、私が応用編の講師を務めています。作りたいものを、自分の手で形にするための場です。
